【簿記3級】これだけあれば十分｜簿記3級の勉強に必要な道具は？

初心者として簿記3級にチャレンジする際、同じような悩みを抱いている方は多いはず。

合格への第一歩は、適切な道具選びから始まります。

簿記の学習には、いくつかの道具が必要ですが、何を揃えれば良いのでしょうか？

本記事では『【簿記3級】これだけあれば十分｜簿記3級の勉強に必要な道具は？』を説明していきます。

簿記3級取得のメリット

私は医療職なので、簿記は就職や転職に必須な資格ではありません。

といった軽いノリで取得しました。

しかし、実際に簿記を学ぶことで、以下のような想像以上に多くのメリットを享受できています。

社会人になって給料をもらうようになると、何らかの消費活動を行うようになります。

お金にまつわる失敗を避けるためには、それについて学ぶことは避けて通れません。

お金に関する優良情報を継続的に発信しているリベラルアーツ大学の両学長は、「簿記3級とFP3級の知識は、お金の世界ではひらがな、カタカナみたいなもん」と強調しています。

また、348人を対象としたspicomiのアンケート調査によると、多くの方が「20代のうちに株式投資や副業、資格取得にチャレンジしておけばよかった」と返答しています。

簿記3級はこれらの条件に関連する、コスパのいい資格の一つといえます。

それでは、お金の基礎教養ともいえる簿記3級に合格するためには、どんな準備が必要なのでしょうか。

簿記3級取得に必要なもの

電卓

簿記3級取得のためには、市販の電卓が必須です。

電卓選びで最も重要なのは、手のひらサイズの大きさであること。

小さい電卓はキーが押しにくく、タイプミスの原因になるからです。

また、簿記の試験会場の机が、意外にも小さいことがあるため、大きすぎないことも重要です。

私は簿記に適した電卓として有名な、シャープ(SHARP) EL-N732KXを使っていました。

「細かいことはいいから、問題なく簿記に受かれる電卓を教えて！」ということは、ひとまずこの商品を選んでおけば間違いないでしょう。

スマートフォン

現代の簿記の学習において、スマートフォンの活用は必須です。

特に本業で忙しい社会人は、机に座っての勉強時間を長時間確保することは難しいはず。

となると、通勤時間や日々のスキマ時間で勉強を進める必要があります。

（勉強）習慣を身に着けるためには、簡単に手を付けられることが重要です。

そこで、誰もが簡単にアクセスできる、YouTubeとアプリを活用していきましょう。

アプリ：パプロフ簿記

画像：パブロフくん＠会計士・簿記アプリ様より引用

私が一番お世話になった簿記アプリです。

簿記の「ぼ」の字もわからない段階から、教科書や長尺の動画講座に手を付けるのは気が引けるはず。

「パブロフ簿記」を使えば、非常に簡単なレベルの仕訳を、手を動かしながら学ぶことができます。

教科書を持ち歩く必要がないため、ごく数分のスキマ時間を使って、簿記学習を進めることが可能です。

有料アプリにはなりますが、無料のLite版も用意されているので、気になる方はダウンロードして使用感を試してみましょう。

【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき チャンネル

画像：【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき チャンネル様より引用

言わずと知れた、簿記系YouTuberさんです。

簿記3級級に関しては、ほぼ網羅的に分かりやすい動画をアップロードしてくれています。

動画1本は10数分のものから、30分を超えるものもありボリュームはまちまちです。

簿記用語に慣れていないうちは難しく感じることもあるので、

パブロフ簿記をベースにスキマ学習を進める
⇩
詰まった分野だけつまみ食いして動画を活用する

という流れがおススメです。⇒【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき チャンネルへ

問題集

簿記3級の問題はネット上に数多く上がっているものの、やはり問題集は必須だと思います。

本試験の問題はランダムに出題されるため、一通りの出題パターンに慣れておく必要があるからです。

問題集はどれを選んでも問題ありません。

私はアマゾンのベストセラーにもなっている、「みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級」がおススメです。

独学が苦手なら動画講座もあり

どうしても独学に不安がある方は、動画学習サービスを用いるのも手です。

簿記の動画学習サービスとしては、クレアールがおすすめ。同社はリベ大の両学長もおすすめしている、オンラインの簿記学習講座です。

簿記3級を目指している方は、日商簿記検定3級バックが最適。

今なら無料で資料請求できるので、気になる方は、学習パートナーとしての相性を試してみてください。

また、ココナラのようなスキルマーケットを活用することで、「○○に関してだけ、分かりやすく説明して欲しい！」といったニーズにも対応してくれます。

学習に詰まったときは、ココナラアプリ内で「簿記3級」と検索。

1000円程度の価格で30分の家庭教師をつけることができます。

簿記3級取得のざっくりとした戦略

第1問→3問→2問の順番で勉強する

簿記3級の配点構成は、問1が45点、問2が20点、問3が35点となっています。

100点満点中70点で合格となっているため、極論を言えば、第2問が0点であっても合格することは可能です。

そのため、第1問→3問→2問の順番で勉強すると、効率よく合格確立を高めることができます。

私は第2問は全く勉強しないで本試験に臨んだのですが、67点で惜しくも不合格となってしまいました。

第2問を1週間だけ勉強して、翌週に合格することができています。

第1問・第3問が完成してきたら、第2問を（出題頻度の高い「商品有高帳」など）少しだけ勉強して部分点を取りに行きましょう。

簿記3級取得は簡単？

結論から言うと、簿記3級取得はネットで書かれているほど簡単ではありません。

一般的には簿記3級は2~4ヶ月で合格できるとされていますが。

私のケースでは、医師としての業務や看護学校の講師を並行してスキマ学習を行い、合格まで6ヶ月ほどかかりました。

しっかりとした学習計画を立てて臨めば多くの人は合格できると思いますが、「余裕で受かる！」というほど易しいものではないことは理解しておきましょう。

試験は何度も受けれる

2020年12月より、簿記3級の試験でもオンライン試験が導入されました。

オンライン試験は、全国各地に設置された会場で、パソコンを使用して回答する形式の試験です。

従来の統一試験であれば、簿記3級は決められた日程でしか受験できませんでした。

しかし、ネット試験なら会場が空いてさえいれば随時受験が可能です。

万が一試験に落ちてもすぐに受けなおすことができるので、「70点ギリギリ取れそうなら、とりあえず受けてみる」というスタンスでチャレンジしてみることをおススメします。

まとめ

本記事では『【簿記3級】これだけあれば十分｜簿記3級の勉強に必要な道具は？』を説明しました。

合格のために最低限必要なものは、以下の通りです。

「どうしても独学が苦手！」という方は、クレアールのような動画サービスを利用したり、ココナラで個別指導をしてもらうといいでしょう。

なるべく多くの方が簿記3級に合格し、みなさんの金融リテラシーが向上することを祈っています。