ふるさと納税は現代の節約を語るうえで外せないトピック。
しかし、ふるさと納税サイトには思わぬ落とし穴があるのです。
今回は返礼品を調べる前に踏むべきステップについて解説していきます。
ふるさと納税で必ず得する方法を一緒にみていきましょう。
ふるさと納税制度を積極的に利用しよう
そもそもふるさと納税とは?
ふるさと納税は地方自治体に寄付を行うことで、一定の特典や返礼品が提供される制度です。
寄付金は地域のプロジェクトに活用され、地方自治体の活性化に繋がります。
寄付者はふるさと納税を行った対価として、返礼品をゲットできる仕組みです。
非常にメリットの多い制度
一番のポイントは、ふるさと納税をすると所得税や住民税の控除を受けることができることです。
寄付をした総額から"2,000円を引いた額"が翌年の税金から差し引かれます。
実際には税金を前払いしているだけなので節税や減税制度ではないのですが、
たった2000円の持ち出しでそれ以上の価値のある返礼品を貰えるのは大きなメリットです。
控除額には上限が決められている!
なお、いくらまで寄付ができるかは予め上限が設定されています。
控除限度額を超えた分は、基本的に自己負担となるので注意しましょう。
必ず自身の年収に応じた控除額を確認しよう!
最初はランキングに飛びつきがち
それ、本当に必要?
ふるさと納税を初めて行うとき、どうしても気になってしまうのがランキングです。
だいたい高価な海産物や果物が上位に並びます。
「高還元」というのもキラーワードですよね。高いパーセンテージ(%)であればあるほど、市場価格と同じ値段で商品を購入するこができます。
でも、一度立ち止まって考えて欲しいのです。
これらは本当に欲しかったものでしょうか?
Amazonのブラックフライデーや楽天のお買い物マラソンなど、セールやポイントアップに踊らされて、不要なものをついつい買ってしまったというのはよくある話。
かく言う私も初めてのふるさと納税では、うなぎの蒲焼や黒毛和牛の切り落としを買ってしまっていました。
ホタテやシャインマスカットが最初から欲しかったのならいいのです。
しかし、「どうせ実質タダだから・・・」とランキングに乗せられているようでは、ふるさと納税を100%生かし切ることはできません。
最初から欲しかったものを買うべし
ふるさと納税では多種多様な返礼品が用意されているので、もともと自分でお金を払ってでも買っていたものを調べてみましょう。
意外と取り扱われているケースが多いです。
私の場合、欲しかったインテリアアイテムについて、一度ふるさと納税で調べるようにしています。
運よく見つけることができれば、手出しで買うつもりだった分、お得感が違います。
ふるさと納税のランキングを見る前に、もともと欲しかったものを調べてみよう!
消耗品を調達するべし
もとから使うことが決まっているものと言えば・・・
もっと言えば、最初から「使うことが決まっているもの」を買えば絶対に損することはありません。
それは消耗品です。ティッシュやトイレットペーパー、シャンプーなどが該当します。
消耗品はいつか自腹で購入することが決まっているので、不要な出費に繋がることはありません。
そこで浮いたお金を、ふるさと納税に縛られない自由な市場で利用するのです。
新NISA枠の資金に回すことができれば言うことなし。
私の場合、最優先でティッシュペーパーや水、コーヒー豆をふるさと納税で購入しています。
品目は何でも構いませんが、特に欲しいものがなければ、心を無にして消耗品を買うようにしましょう。
ただし、在庫過多には注意
消耗品を買う際に注意したいのは、在庫コストです。
ティッシュ箱でいえば、一気に60箱も届くことがあります。
帰宅した際、巨大な段ボール箱が置いてあると、「冷蔵庫でも注文したっけ?」と思うことすらあります。
一人暮らしの方は部屋がパンパンになってしまいます。
一人暮らしのトイレットペーパー購入は危険
ふるさと納税では基本的に消耗品を推奨しています。
しかし、特に一人暮らし用の狭い部屋に住んでいる場合、トイレットペーパーなど極端に容積のある商品は避けましょう。
一瞬でクローゼットが占領されてしまいます。消耗品かつ容積の小さいものを選ぶようにしましょう。
ふるさと納税では定期便の商品も用意されています。
私は在庫切れが好きではないので利用していませんが、部屋の圧迫感を避けたい方は検討してもいいのかなと。
容積の大きい買い物をする場合は、最低でも定期便を利用するようにしましょう。
大量に返礼品が届いて倉庫化することもあるので注意しよう!
まとめ
ふるさと納税は単なる寄付だけでなく、自身の生活の質を上げられる素晴らしい仕組みです。
しかし、実質無料に踊らされては制度を有効活用できません。
ふるさと納税を利用する前に、「以前から欲しかったものは何だろう?」と自問するようにしてください。
それが見つからなければ、消耗品の購入に充てると良いでしょう。
是非、ふるさと納税を通じて、あなたの暮らしに役立つアイテムを見つけてみてください。