こんにちは、しーばんです!
今回は精神科オンライン診療についてです。
精神科クリニックに入ったことはあっても、「オンライン診療は未経験やなぁ」という精神科医の先生は少なくないはず。
そこで本記事では『精神科オンライン診療の仕事内容や時給相場、メリット・デメリットを解説』を精神科医が説明していきます。
実際にオンライン診療の経験のある、ぼくが実体験をもとに解説するよ!
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精神科オンライン診療とは?
精神科オンライン診療とはビデオ通話を利用して診察や処方を行う診療のことです。
精神科外来で行っている業務をオンライン上で行うイメージになります。
精神科は他科と比較して必須の検査が少なく、オンライン診療との親和性の高いため、多くの求人があります。
何より自宅から気軽に診察をすることができるので地方在住・子育て中など、医療機関に出勤しにくい状況の方に特に人気なバイトです。
自由度は最強クラスに高い働き方だね!
精神科オンライン診療の仕事内容
オンライン診療の対象は不安障害、適応障害、軽いうつ病など軽度の患者さんが多いです。
流れ自体は普段の外来診療と大きな違いはありません。
カルテを開いてカメラ・マイクに問題がないか確認
初診は30分、再診は5~10分程度
診察時間はあくまで目安として記載していますが、処方だけを希望する患者さんも多いため、もっと短い印象です。
余った時間はカルテを記載したり、好きなことをしてゆったりと過ごします。
診察よりはシステム上の問題が業務に支障をきたしやすいので、LINE WORKSなどのアプリを使って事務局とやり取りをするのが一般的かと思います。
自宅にいるなら空き時間はダラダラし放題だね!
精神科オンライン診療の時給相場
精神科オンライン診療の時給相場はスポットバイトで6,500円程度、非常勤で9,000~10,000円程度です。
精神保健指定医を取得している場合はさらに10%ほど上乗せされます。
対面の精神科外来と比較して給与相場はやや低めと思っていいでしょう。
診療報酬単価が低めで、システム利用料や通信費も発生するからね・・・
医療機関側の利益率が薄いんだろうな
精神科オンライン診療の注意点
パソコンの準備は必須
精神科オンライン診療ではパソコンとWi-Fi環境が必須です。患者さんはどんな端末で受診しても大きな問題はないですが、医師側はスマホやタブレットで仕事はできません。
業務中は以下のウィンドウが開いた状態での勤務となります。
- 電子カルテ
- 患者のビデオ画面
- 事務局とのコミュニケーションアプリ
これに加えて採用薬確認用のPDFファイルやGoogle検索、chatGTPを開いたりもします。
ディスプレイは広ければ広いほどいいです。
ノートパソコンはもちろん、可能なら画面領域を拡張するサブモニターを準備するのが理想的だと思います。
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時間厳守
精神科オンライン診療は数分単位の遅刻にも厳しいです。
恐らく、患者の待機時間が長いと離脱に繋がって別サービスに乗り換えられてしまうからでしょう。
基本は自宅からの診察になるので間に合わないことはほとんどないと思いますが、遅れる場合は事務局連絡を忘れないようにしましょう。
オンライン診療特有のルールがある
オンライン診療には一般の精神科外来と異なる特有のルールがあります。
患者のタイプを選ぶのは軽症に特化したクリニックでも同様かな?
該当者がいたら精神科病院への受診を勧めてくれ
その他、採用薬にもけっこう限りがあります。
ガイダンス時に処方可能な薬が記載されたファイルを貰うので、その中でできる限りの薬物療法になります。
このように精神科のオンライン診療には独自のルールがあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
「オンライン診療研修」の受講が必要
オンライン診療でバイトを行う前には、厚生労働省の行っている「オンライン診療研修」の受講が必要となります。
一旦修了すれば精神科のみならずピルやAGA治療薬のオンライン処方もできるようになります。
eラーニングで無料受講できますから、オンライン診療に興味がある方は事前に受講しておきましょう。
オンライン診療研修お申込み|厚生労働省/オンライン診療研修・緊急避妊薬の処方に対する研修
精神科オンライン診療のデメリット
クリニックの外来と比較して時給が安い
先にも言及しましたが、クリニックバイトと比較すると精神科オンライン診療の時給は安めです。
単純に高単価のバイトを探しているなら、精神科クリニック外来に入った方がいいかもしれません。
ネット環境のトラブルが起こる可能性がある
オンライン診療では患者とのやり取りが全てネット回線を介して行われます。回線が不安定だと患者の声が途切れたり、映像がカクついてしまいます。
そのため安定したネット回線を準備しておくことが必須といえます。
会社によっては患者が医師を評価するところもあり、「ネット環境が悪い」というだけで★1つをつけられたら、たまったものではないですよね。
私はマネーフォワード光を利用していますが、自宅から診察する場合は光回線を引っ張っておくことをおすすめします。
スマホのテザリングで乗り切るのはナシだろうな
精神科オンライン診療のメリット
全国どこからでも勤務ができる
精神科オンライン診療バイト最大の魅力はどこからでも診療業務を行えることです。
自宅から行えば天候や交通事情に左右されません。
やってみると分かるけど通勤時間ゼロはかなりストレスフリーだよ!
また安定したネット回線があれば全国どこからでも勤務可能です。地方在住でも日本全国の患者を診ることができますし、旅行・出張先のホテルから働くこともできます。
子育て中など何らかの理由で自宅から離れられない医師も勤務可能なので、ニーズが合致している人にはとことん向いているバイトだといえるでしょう。
対面診察よりは安全
精神科オンライン診療は物理的な接触を伴わないため、感染症や暴力リスクといった面で対面診察よりも安全性が高いです。
家庭に小さな子どもや高齢者がいる医師にとっては大きな安心材料かと思います。
また精神科診療ではまれに患者さんが加害的な行動に出るケースがあります。代表的なものに心療内科クリニックでの放火事件が挙がります。
オンラインであれば、こうした身体的危害を受けるリスクはありません。色々な点で医師の安全性が担保された働き方といえそうです。
オンライン秘書が常にサポートしてくれる
オンライン診療ではオンライン秘書が常に待機しておりサポートしてくれます。
診療中に何らかの通信トラブルが発生したとしても、医師が全て対応するのではなく、スタッフが患者側とやり取りして解決してくれるため業務に集中して臨むことができます。
精神科クリニックでもシュライバーさんを置いているところもありますが、"勤務時間中ずっとサポートのためだけに待機する"ケースは稀だと思います。
前回勤務から日が空くと改めてカルテの使用方法のガイダンスをしてくれますし、医師が働きやすい環境を意識的に追及している印象があります。
医療機関側からしたら全国のオンラインクリニックがライバルなわけだからな
精神科オンライン診療の仕事内容 まとめ
本記事では『精神科オンライン診療の仕事内容や時給相場、メリット・デメリットを解説』を説明しました。
精神科オンライン診療は全国から案件を探すことができるため、スポット・非常勤共に豊富に求人が出回っています。
長所・短所がはっきりしたバイトなので需要と供給がマッチした先生はスポットから挑戦、気に入ったら非常勤にと、段階を踏んで検討してみてください。
医師向けのバイト仲介サイトに希望条件だけ登録しておくと、公にできない内部事情も含めた好条件求人をGETできるかもしれませんよ。
本記事が皆さんのバイト生活の手助けになれば嬉しい限りです。
以上、しーばんでした。
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