精神科が向いている性格
QOLを重視して精神科への転科を考えてるんだけど私にもできるかしら?
精神科向きの性格とかって、あったりするのかな?
ライフワークバランスを保ちやすいことから、転科先として根強い人気を誇る精神科。
でも「果たして自分の性格が精神科医に向いてるのか」心配になってきますよね。
私は転科して精神科医になりましたが、確かに精神科医向きの性格というのはあると思います。
本記事では他の科を経験した視点があるからこそ分かった、『精神科医に向いてる人の性格は?|医局辞めて転科した精神科医が解説』を説明していきます。
転職相談を経て大学医局を離脱。泌尿器科⇨精神科に転科したぼくが、実体験をもとに解説するよ!
\ 今すぐ相談するなら /
オススメサイト | 特徴 | 評価 | 公式サイト |
マイナビドクター | 求人件数約20,000件以上(2024年7月時点) | 常勤・非常勤ともに求人数が豊富。一番おすすめ。 | |
医師転職ドットコム | 医師65,000名が選んだ転職サービス | 求人数多数。こだわり条件で検索できる。 | |
エムスリーキャリア | 医師の満足度96%※1 登録実績11年連続No.1※2 | 常勤の求人数多数で、利用者の満足度が高い。 | |
民間医局 | 医師の4人に1人が会員登録 | 大手が運営しており、オールラウンド。 | |
リクルートドクターズキャリア | 専任のエージェントが丁寧にサポート | しーばんが転職に成功したサイト。検索項目が豊富 |
「※2 m3.comCAREERでの医師登録数(2023年4月時点)」
コンサルはガチャだから、2~3社に登録して、相見積もりをとるのが鉄則だぞ
優しい人
精神科医に向いている性格の一つとして、優しい人が挙げられます。
精神科を受診される患者さんやその家族の背景は複雑かつ多種多様です。
- 学校に馴染めず不登校が続いている
- 両親に物忘れ症状が出ているが、なかなか指摘できない
- 職場の上司にパワハラを受けて疲弊しきっている
彼らは心の内を打ち明けることに対して不安を感じる人が多く、威圧的な態度で診察していては必要な情報を取り逃がしてしまいます。
実際「前のクリニックの先生が怖かったから、こちらに改めて相談することにした」といった内容で初診に来られる患者さんは多いです。
必ずしも優しい人である必要はないのですが、少なくとも患者さんから見て「優しそうに見える精神科医」である方が望ましいでしょう。
あまりにも無理難題を言ってくる方には、ガンとした態度もとるけどね
せっかちじゃない人
精神科医に向いている性格の二つ目は、せっかちじゃない人です。
うつ病で思考制止がある方など、精神科の患者さんの中には自分の考えを表現するのに時間がかかる人が少なくありません。(※思考制止・・・「考えが前に進まない」と表現されるように、思考の進み方が鈍くなるもの。)
せっかちな人は患者の話を途中で遮ったり早急に結論を出そうとしたりする傾向があり、これが治療の妨げになることがあります。
また難治性の統合失調症で数年間にわたって入院している患者さんもおり、長期間で信頼関係を構築しなければならないケースも多々あります。
一度関係が破綻してしまうと、処方薬を服薬してもらうにも一苦労になるため、焦らずに根気強く取り組む姿勢が求められます。
このように精神科医には、せっかちじゃない性格の方が向いているといえるでしょう。
ぼくも外科系診療科から転科した直後はスピード感に慣れるのに時間がかかったよ笑
聞き上手な人
精神科医に向いている性格の三つ目は、聞き上手な人。
この性格の持ち主は敢えて間をとることで相手の本心を聞き出したり、上手に相槌を打って患者さんから必要な情報を得ることができます。
ここでいう聞き上手というのは「相手の一言一句に真摯に耳を傾ける」というニュアンスとは異なるのですが、少なくとも聞き手に回るのが苦にならない方は精神科医向きだと言えるでしょう。
共感しすぎない人
イメージに逆行するかもしれませんが、精神科医に向いているのは「共感力」のある方より共感しすぎない性格の持ち主です。
医療コンサルの記事とは異なり、臨床現場の先生ほど共感しすぎないことの重要性を指摘しています。(参考:精神科医に向いてる人 精神科医ましろ)
患者さんに聞いている姿勢を示すことは大事ですが、実際にはすべてを真剣に受け止めるのではなく適度に聞き流すことをしています。
なぜなら患者さんの言うことは妄想か現実かが曖昧なことが多く、長時間話を聞いていると精神科医自身がメンタルを病んでしまう可能性があるからです。
このようなことから、もともと人の話に共感しすぎない人は精神科医に向いているといえそうです。
自然と共感しすぎないようになっていくけどね!
自分を大切にできる人
精神科医に向いている性格の五つ目は、自分を大切にできる人です。
これは精神科医が患者の心の問題に深く関わる職業であり、自分自身のメンタルヘルスの維持が重要だからです。
ハードな科では美徳とされるような長時間の残業や休日出勤は、精神科ではリスクの高い行動になり得ます。
患者の悩みを聞き続けるうちに、医師自身が影響を受けて精神疾患を発症するケースもあるからです。
そのため適度に聞き流すことに加えて、自己ケアの意識が高いことが必要です。
自分を大切にできる精神科医は温泉やサウナ、ジムでの運動などのリラクゼーション方法を身につけており、無理をせず休息を取ることができます。
ぼくもしばしば有休を取って、海外旅行で現実逃避するようにしてるよ(笑)
潔癖症じゃない人
精神科医に向いている性格の最後に、潔癖症ではない人を挙げたいと思います。
というのも、精神科では排泄物に関するトラブルがしばしばみられるからです。
まずは認知症患者さん。さすがに医師が直接オムツ処理を行うことはないですが、仙骨周囲の褥瘡観察の際などは排泄物が気になることはあります。
また統合失調症などの精神疾患を持つ患者さんの中には、排泄物をいじくってしまう方がいらっしゃいます。
幻聴にそそのかされて壁にこすりつけてしまったり、稀ですがそれらを口にしてしまう方もいるのです。
私はもともと泌尿器科医だったので、腸管を扱う術式に参加したり尿が飛び散ることが日常茶飯事だったりしたので問題にはなりませんでしたが、それとはまた違った驚きがあったのは確かです。
精神科の中では珍しいけど、汚染を見越してスクラブは着続けてるよ
全く体液や汚染物に触れない科というのも珍しいため問題はないとは思いますが、少なくとも潔癖症ではない方が望ましいといえるでしょう。
精神科医に向いてる人の性格まとめ
本記事では『精神科医に向いてる人の性格は?|医局辞めて転科した精神科医が解説』を説明しました。
精神科が向いている性格
これらの性質を持っていると働きやすいですが、全て当てはまる方の方が珍しいとは思います。
ぼくもせっかちだったし、サービス残業しまくってたし、綺麗好きだからね笑
もし精神科への入職・転職に興味があるのであれば、働きながら次第に順応していけるので心配は無用です。
精神科に限らず転科を意識されている方は、転職サイトに希望条件だけ登録しておくと、公にできない内部事情も含めた好条件求人をGETできるかもしれませんよ。
この記事が転職に悩めるあなたの手助けになれば嬉しい限りです。
\ クリックして今すぐ相談する /
オススメサイト | 特徴 | 評価 | 公式サイト |
マイナビドクター | 求人件数約20,000件以上(2024年7月時点) | 常勤・非常勤ともに求人数が豊富。一番おすすめ。 | |
医師転職ドットコム | 医師65,000名が選んだ転職サービス | 求人数多数。こだわり条件で検索できる。 | |
エムスリーキャリア | 医師の満足度96%※1 登録実績11年連続No.1※2 | 常勤の求人数多数で、利用者の満足度が高い。 | |
民間医局 | 医師の4人に1人が会員登録 | 大手が運営しており、オールラウンド。 | |
リクルートドクターズキャリア | 専任のエージェントが丁寧にサポート | しーばんが転職に成功したサイト。検索項目が豊富 |
「※2 m3.comCAREERでの医師登録数(2023年4月時点)」
以上、しーばんでした!
Twitterのフォローもよろしくな