こちらはアフィリエイトのため広告を掲載しています。

精神科に転科すると後悔する?|失敗しないための注意点【体験談】

本記事で分かること

・転職を失敗させないための方法を教えてほしい!
・精神科に転科する際、特有の注意点はある?  
・精神科に転職して後々後悔しないためにはどうしたらいい?
・注意点だけじゃなくて精神科の魅力も教えて!

将来的なQOLを考えたら、精神科への転科は魅力的よね

ぼくも気になってるんだけど、気を付けた方がいいことはあるのかな

精神科への転職を考えている医師の皆さんにも、同じような疑問をお持ちの方はいるのではないでしょうか。

特に精神科への転職には、他の診療科とは異なる特有の注意点が存在します。

そのため、本記事では『精神科に転科すると後悔する?|失敗しないための注意点【体験談】』を説明していきます。

シバケン
シバケン

転職相談を経て大学医局を離脱。泌尿器科⇨精神科に転科したぼくが、実体験をもとに解説するよ!

精神科医の魅力も伝えていくから最後まで読んでくれよな

Before

専門科目泌尿器科
勤務日数週5日+土日出勤
当直月8回(+オンコール)
施設形態大学医局関連病院

サービス残業で心身疲労...次第に転職を考えるように。

After

専門科目精神科
勤務日数週4.5日
当直月2回(オンコールなし)
施設形態精神科単科の市中病院

今すぐ相談するなら

オススメサイト特徴評価公式サイト

マイナビドクター
求人件数約20,000件以上(2024年7月時点)常勤・非常勤ともに求人数が豊富。一番おすすめ。

医師転職ドットコム
医師65,000名が選んだ転職サービス求人数多数。こだわり条件で検索できる。

エムスリーキャリア
医師の満足度96%※1
登録実績11年連続No.1※2
常勤の求人数多数で、利用者の満足度が高い。

民間医局
医師の4人に1人が会員登録大手が運営しており、オールラウンド。

リクルートドクターズキャリア
専任のエージェントが丁寧にサポートシバケンが転職に成功したサイト。検索項目が豊富
「※1 エムスリーキャリアでのアンケート実績(2014年)」
「※2 m3.comCAREERでの医師登録数(2023年4月時点)」

コンサルはガチャだから、3~5社に登録して、相見積もりをとるのが鉄則だぞ

やりたいことが叶うか確認しておく

精神科に転科する際に、転職先の病院で自分のやりたいことが叶うかを事前にチェックすることは非常に重要です。

これを怠ると、後悔する可能性が高まります。

  • 小児の精神疾患に興味があったのに、薬物中毒患者への治療が主体の病院だった
  • 今後の需要を考えて認知症を中心に診たかったのに、うつ病患者ばかりやってくる

このため、まずは自分のキャリアビジョンを明確にしておきましょう。

理想のキャリアビジョン

  • 脳画像の読影力を上げたい!
    ➡︎ CT/MRI設備の整った病院を選ぶ
  • 精神科救急を学びたい!
    ➡︎ スーパー救急病棟のある病院を選ぶ

次に、転職先の病院が自分のビジョンに合致しているかどうかを、以下の情報などから確認します。

  • 病院のホームページ
  • Googleや看護師転職サイトの口コミ

オンライン上の情報だけでも、その病院がどのような分野に力を入れているのかを把握することは可能です。

このように、精神科への転職で後悔しないためには、事前のリサーチと確認作業が欠かせません。

シバケン
シバケン

実際にコンサルタントに相談してみて、病院見学をしてみるのも有効な手段だね!

転職候補の病院の医師に聞きにくかったら、事務の方から情報収集してもいいぞ

\ 無料登録して求人を確認! /

マイナビDOCTOR

求人件数約20,000件以上

0からのスタートを再認識する

精神科だけに限りませんが、転科は0からのスタートになることを再認識しましょう。

ご存知の通り、精神科は他の診療科と大きく異なり、特有の知識やスキルが求められます。

精神科では心理的なアセスメントが重要であり、精神現症を捉えるスキルや、独特な精神科用語を習得する必要があります。

研修医のときに2か月だけ、初診の問診をやった気がする

やったやった!むっちゃ現病歴が長いんだよね(笑)

転科した後の感想としては、「同じ日本語なのに方言が全く違う感じ」というか、精神科の表現に慣れるのに1年くらいはかかりました。

そのため、身体科で培った経験や手技が必ずしも直ちに活かされるわけではありません。

医師としてのキャリアの初期段階と似た状況が、再び訪れることを自覚しておきましょう。

ぼくにとっても前立腺生検の手技なんかは、こっちでは役に立たなかったからね(笑)

とはいえ、身体合併症を持った人は必ずいるから、最終的には何かと重宝されるけどな

収入減の可能性があることを自覚しておく

精神科に転職する際は、収入が減少する可能性があることを理解しておく必要があります。

精神科においては「精神保健指定医」という資格が特に重要であり、この指定医がないと年収が伸びにくい傾向にあるからです。

転科後は最低でも3年間は指定医の取得ができないため、その点は予め把握しておいた方がいいでしょう。

チェック

精神保健指定医の取得には、5年以上の医師としての経験、3年以上精神科医としての臨床経験を有することが、必須条件となっている。

厚生労働省:精神保健指定医の新規指定申請に関するQ&Aより

まぁ他の科でも専門医は必要だから、そこはあんまり変わらないかも

指定医ってやつが重要なんだね!

ただし、収入面に関しては一概には語れないところもあります。

精神科医への転科による、経済効果を深堀りしてみましょう。

精神科医に転科する経済的なメリット

  • 仮に年収が下がっても、時間単価が上がることが多い
  • 前の科のスキルが評価されて、年収に反映される可能性がある
  • 指定医取得後は年収が爆増する

⇧医師転職サイトランキングに戻る⇧

時間単価が上がることが多い

読者の方もイメージできる点かと思いますが、精神科の特徴として残業がほとんどないことが挙げられます。

そのため、転職することで給料の時間単価が上がる可能性が高いです。

例えば、AM8時に出勤~PM6時に退勤(労働時間10時間)、年収1,000円の医師が9時5時で上がれる精神科に転職したとしましょう。

年収労働時間/日時間単価
転科1,000万10時間約3,800円
転科850万8時間約4,000円
※週5日労働で通勤時間は除き、休憩時間も含めた場合

精神科では指定医がないと年収が伸びにくい傾向にありますが、このように、時間単価ベースで考慮すると上がることが多いです。

バイトもしやすいから、掛け持ちすれば年収はキープできるよ!

前の科のスキルが年収に反映されるかも

精神科に転科した際、前の科のスキルが評価されて、年収に反映される可能性があります。

例えば、電気痙攣療法(ECT)という治療は麻酔下で行われるため、精神科病院では麻酔科の需要が高まっています。

元皮膚科医であれば認知症患者の褥瘡処置を行えますし、こうした経験が年収に反映される可能性は少なくないでしょう。

シバケン
シバケン

ぼくも簡単な縫合処置やバルーン留置、腎周囲の画像判読などでスキルを生かしてるよ!

指定医取得後は年収が爆増する

また、ひとたび指定医を取得してしまうと、年収は1.5~2倍程度まで跳ね上がります。

他の科に転化したとしても、専門医を取るまでは年収は伸びにくいでしょうし、精神科の条件が特段悪いとはいえなそうです。

中には、最大でも年収2,000万円以上も可能な求人は全国に見られます。精神科の医師の年収は?転職後のデータをもとに全診療科と比較 | 医師転職研究所より引用)

このような収入の変化をしっかりと理解し、準備を整えることで、後悔のないキャリアチェンジを実現しましょう。

\ 無料登録して求人を確認! /

マイナビDOCTOR

求人件数約20,000件以上

コンサルタントと細かくやり取りする

転職コンサルタントは、医療業界の最新の求人情報や転職市場の動向について詳しく知っています。

彼らと綿密なコミュニケーションを取ることは思いのほか大切で、そのポイントは以下の通りです。

コンサルタントとのやり取りのポイント

  • 自分のキャリアイメージを伝える
  • 病院側の事情を確認する
  • 精神保健指定医の症例が集まるかを聞く

自分のキャリアイメージを伝える

転職コンサルタントに相談する場合は、自身のキャリアイメージをしっかりと伝えておきましょう。

そうでない場合、以下のような齟齬が生じる可能性があります。

  • ゆったりとした働き方を期待していたのに、精神科救急を積極的に行っている病院を紹介される
  • 前の科とは距離を置いて精神科治療に専念したいのに、身体面の管理ばかりさせられる

私の場合、身体管理を続けることは苦になりませんでしたし、他の先生との差別化にはむしろ好都合と考えています。

しかし、心機一転を強く望んでいるという方は、その旨をコンサルタントに伝えておくようにしましょう。

キャリアイメージの確立は、どの科に転科するにしても大事そうね!

⇧医師転職サイトランキングに戻る⇧

病院側の事情を確認する

逆に、相手方である病院の事情も確認しておく必要があります。

例えば、病院側が麻酔下で行うmECT(電気けいれん療法)を推し進めたいと考えているとしましょう。

そこに、麻酔科の先生が転科を申し出た場合、「せっかく転科したのに、麻酔治療ばかりやらされる」ということにもなりかねません。

自身の要望を伝えるとともに、病院側の方向性に関してもエージェントに確認しておきましょう。

精神保健指定医の症例が集まるかを聞く

先に言及した通り、精神科においては「精神保健指定医」という資格が特に重要です。

この資格の取得にあたっては、疾患別のレポートを作成する必要があります。

しかし、転職した後に、「○○の患者はそもそも相談があっても断るようにしている」などの体制が明らかになり、レポート症例を集めるのに苦労することもあるのです。

転職コンサルタントには、「過去にその病院で指定医取得された先生がいるのか?」という問いを必ずしておくことをおすすめします。

指定医の取得は死活問題だから、マストで聞いとけよ

\ 無料登録して求人を確認! /

マイナビDOCTOR

求人件数約20,000件以上

前の職場とも良好な関係を維持する

転職活動を行いながらも、前職場や医局の先生とは良好な関係を維持するよう心掛けましょう。

なぜなら、転職活動を行っている最中は、最終的にどこの精神科病院に決まるからが分からないからです。

特に医局所属の場合、「転科先の病院の隣に、前の医局の関連病院があった」ということは、少なくない確率で起こりえます。

旧帝大の医局とかだと、むちゃくちゃ関連病院広いもんね

身体面の問題が生じれば近場の総合病院にコンサルテーションすることは多く、転職後も医療業界でのネットワークを活用するためには、現職の関係を良好に保つことが重要です。

現在の職場や医局との関係を悪化させないよう、転職活動を進めることが、将来的なキャリアにおいても大切です。

シバケン
シバケン

ぼくもたまたま転科した病院の隣が、元職場だったんだよね(笑)

医療界は思ってるより、果てしなく狭いぞ

⇧医師転職サイトランキングに戻る⇧

きっと後悔はない|精神科医の魅力とは?

精神科になる、あるいは転科する際の注意点を確認してきましたが、その魅力についても確認していきましょう。

精神科医の魅力として、以下の点が挙がります。

ライフワークバランスを保ちやすい

精神科医の魅力の一つは、ライフワークバランスを保ちやすい点にあります。

研修医時代、ローテーションされた際に感じたかと思いますが、精神科は他の診療科に比べて、ゆったりとした時間が流れています。

確かに、慣れるのに時間がかかるくらいゆっくりしてたわね

救急当直明けとかは助かったな(笑)

残業・オンコール・緊急対応が圧倒的に少なく、先生方も同じ価値観を共有しているため、有休も取りやすい雰囲気があることが特徴です。

泌尿器科の時は、夏休みはあったけど、それ以外で「有休を消化したい」なんて言い出せなかったなぁ・・・

QOL重視なら間違いなく検討すべき科だな

これにより、仕事とプライベートの時間を両立させやすく、家族との時間や趣味の時間を大切にすることができます。

精神科はライフワークバランスを重視する医師にとって、魅力的な選択肢といえるでしょう。

年齢による衰えが生じにくい

精神科の治療では身体を用いることがほとんどないため、精神科医は年齢による衰えが生じにくいです。

例えば、外科医のように手術を行う必要がなく、細かい手技や体力を要する業務が少ないため、年齢を重ねても継続しやすいのです。

年を取ると、長時間オペはしんどくなっていくぞ

また、精神科医療では、患者との対話や心理的サポートが重要な役割を果たします。

これには豊富な経験と深い洞察力が求められますが、これらのスキルは年齢とともに向上する傾向があります。

場合によっては、むしろ年齢を重ねることで優れた精神科医となることが可能です。

シバケン
シバケン

たまにパターナリズム強すぎる先生もいるけど、それはどこの科も一緒だね(笑)

\ 無料登録して求人を確認! /

マイナビDOCTOR

求人件数約20,000件以上

職場の選択肢が多い

精神科医師の魅力の3つ目は、職場の選択肢が多い点です。例えば、以下のような働き方が挙げられます。

精神科医の働き方

  • 精神科単科病院勤務
  • メンタルクリニック勤務or開業
  • 一般病院の精神科外来
  • 産業医として従業員の健康管理を行う
  • 精神保健福祉センターなどの公的な機関での勤務
  • 総合病院でリエゾンの介入 
    ※身体疾患で入院中の患者さんが何らかの精神心理面の問題を抱えた場合に、精神医療と身体医療をつなぎ役をする。

このように多様な職場環境が存在するため、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選べるのが大きなメリットです。

例えば、精神科単科病院で勤務しながら資格を取得し、経験を積んでから産業医に転向するというのも可能。

他の科だと病院orクリニックって感じだもんね

人生のステージに合わせて、働き方を変えられるのはいいわね!

勤務先の選択肢が多いことは、長期的なキャリア形成において大きな利点となるでしょう。

⇧医師転職サイトランキングに戻る⇧

精神科の平均年収が医師全体の平均より高い

精神科医師の魅力の4つ目に、経済的な面での優位性があります。

れは、精神科医療の需要が高いことや、専門的な知識とスキルが求められるためです。

さっき、年収が減るかもって言ってなかったっけ?

シバケン
シバケン

転科直後はね!科の平均を取ると、給与水準は決して低くないよ!

データにもよりますが、精神科医師の平均年収は、医師全体の平均よりも高いという報告もあります。

チェック

医師全体の平均年収1,596万円に対し、精神科医の平均年収は1,605万円という調査結果がある。

ドクタービジョン ニーズが高まる精神科医の年収!仕事内容ややりがいも解説より引用 ※2020年10月時点のドクタービジョン掲載求人をもとに平均値を出した場合)

特に、精神科医師が不足している地域や施設では、高額の年収が提示されることが多く、安定した生活を送ることができます。

中には、最大でも年収2,000万円以上も可能な求人も。精神科の医師の年収は?転職後のデータをもとに全診療科と比較 | 医師転職研究所より引用)

他の科と同様、資格の有無は重要となってきますが、精神科医は年収水準は高めに設定されているため、経済的な魅力が大きい科と言えます。

\ 無料登録して求人を確認! /

マイナビDOCTOR

求人件数約20,000件以上

一人の患者さんと長期的に向き合える

精神科医師として働く大きな魅力の最後は、一人の患者さんと長期的に向き合える点です。

精神科の治療は、職場のストレス因子に起因した適応障害などを除いては、単発的な治療ではなく、継続的な支援が必要なケースが多いです。

このため、精神科医は患者さんと深い信頼関係を築きながら、長期間にわたる治療を行うことができます。

私も外科系診療科に所属していた際は、目まぐるしい業務と患者数に追われていましたが、今では一人の患者さんとしっかりと対話することができています。

どうしても外来数が多いと、流れ作業みたいになっちゃうものね

こうした環境が精神科医の大きな魅力であり、診療を行う上での大きなやりがいとなっています。

シバケン
シバケン

患者さんの人生から学べることはとても多いよ!

⇧医師転職サイトランキングに戻る⇧

後悔なく精神科へ転科するための注意点 まとめ

本記事では『精神科に転科すると後悔する?|失敗しないための注意点【体験談】』を説明しました。

精神科はあくまで非常に魅力的な診療科です。

この記事でご紹介した注意点をしっかりと押さえることで、後悔のない精神科への転職が実現できます。

転職活動を進める中で不安や迷いが生じることもあるかもしれませんが、転職サービスを利用しながら、一歩一歩前進していきましょう。

精神科に限らず転科を意識されている方は、転職サイトに希望条件だけ登録しておくと、公にできない内部事情も含めた好条件求人をGETできるかもしれませんよ。

新たな一歩を踏み出し、充実した医師人生を送るために、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

オススメサイト特徴評価公式サイト

マイナビドクター
求人件数約20,000件以上(2024年7月時点)常勤・非常勤ともに求人数が豊富。一番おすすめ。

医師転職ドットコム
医師65,000名が選んだ転職サービス求人数多数。こだわり条件で検索できる。

エムスリーキャリア
医師の満足度96%※1
登録実績11年連続No.1※2
常勤の求人数多数で、利用者の満足度が高い。

民間医局
医師の4人に1人が会員登録大手が運営しており、オールラウンド。

リクルートドクターズキャリア
専任のエージェントが丁寧にサポートシバケンが転職に成功したサイト。検索項目が豊富
「※1 エムスリーキャリアでのアンケート実績(2014年)」
「※2 m3.comCAREERでの医師登録数(2023年4月時点)」

シバケン
シバケン

以上、シバケンでした!

-精神科への転科