「うちで一緒に働かないか?」って言われたんだけど、知り合いの紹介って実際どうなんかな?
知人からの紹介で転職を考える医師は少なくありません。
信頼できる人物からの情報には安心感があり、転職活動がスムーズに進むイメージを持つのは当然です。
しかし、実際には「紹介だからこそ」発生する特有の課題や注意点が存在します。
本記事では『知り合いの紹介で医師が転職して大丈夫?注意点とおすすめの転職方法』を説明していきます。
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知り合いの紹介で転職するメリット
知り合いの紹介で転職することには、以下のメリットがあります。
- 病院の内情が分かる
- 選考が有利に進む可能性がある
- 新しい環境にすんなりと馴染める
- 心理的な負担が少ない
まずは紹介のメリットを確認していこう!
病院の内情が分かる
知り合いの紹介であれば、その方から病院の内情を教えてもらえます。
具体的には、
- 患者層
- コメディカルの人間関係
- 待遇(有休や残業を申請しやすい雰囲気か)
- 医局の雰囲気
のような、公には出ていない情報を直接入手できる可能性があります。
知人医師から「残業が少なくワークライフバランスを重視した働き方ができる」「医局の雰囲気は非常に良く、互いにサポートし合う風土がある」といった情報を事前に得ることで、転職後のミスマッチを防ぐことができます。
なかなかネットには出回らない情報だからな
選考が有利に進む可能性がある
知人からの推薦は、採用側にとっても信頼性の高い情報源となり、選考が有利に進む可能性があります。
雇用サイドからすれば、候補者の人間性やこれまでの働きぶりは知人医師経由で情報収集できるため、詳細にバックグラウンドを調べる必要がありません。
その結果、書類選考が免除されたり面接時間が減ったりするなど、選考プロセスが省略されます。
口コミの強さだね!
新しい環境にすんなりと馴染める
知人の紹介であれば医局に気の知れた医師がいるため、次の職場でもすんなり馴染めます。
知人の医師に間に入ってもらうことで、他の医師やコメディカルとスムーズに人間関係を構築することができるのです。
また新しい環境では検査室の場所やカルテの細かい扱い方など、確認したいことが絶えません。
こうしたことも知人の医師に逐一確認できるため、すんなりと馴染める点は紹介のメリットといえるでしょう。
カルテの仕様は全国で統一してほしいよな
心理的な負担が少ない
転職活動中は、不安や迷いが生じるのは当然です。
知人の存在はあなたの精神的な支えとなり、心理的な負担を軽くしてくれるでしょう。
例えば転職活動の進捗状況や面接の感触などを知人に相談することで、前向きな気持ちで転職に取り組むことができます。
知り合いの紹介で転職するデメリット
一方で知り合いの紹介には少なくないデメリットもあります。
というよりキャリアの方向性に関わる致命的なデメリットが多い印象です。
具体的には以下のようなものが挙げられます。
- 条件交渉が難しくなる
- 内定を断りにくい
- 必要な情報が不足することがある
- 人間関係のしがらみ
それぞれについて確認していきましょう。
条件交渉が難しくなる
知人との関係性に配慮するあまり、給与や勤務時間など待遇面での交渉がしにくい場合があります。
転職エージェントへの手数料がない分、年収を増やしてもらう妥当性があるとする説もありますが、仲介してくれた医師の顔を立てつつ院長を相手取って交渉するのは至難の業です。
「紹介してもらった手前、強く言えない…」と自分の希望を妥協してしまうケースも少なくありません。
しぶしぶ妥協してしまった結果、転職後の年収の低さに不満を抱えながら勤務することになるリスクが高まります。
そもそも自分で病院と交渉するのがハードル高いからね
内定を断りにくい
知人の紹介だと、提案された病院が希望と合わない場合でも断りにくいです。
その結果、転職活動がムダに長期化したり、最終的に断る際に心理的な負担を感じたりすることになります。
知人医師から紹介された病院の雰囲気が自分に合わないと感じたものの断りにくく、「仕方なく入職した結果、馴染めずに早期退職することになってしまった・・・」
こうした事態は誰しも避けたいところでしょう。
気まずさが残るな・・・
必要な情報が不足することがある
知人からの紹介は主観に頼る部分も少なくなく、客観的な情報が不足する可能性があります。
医師の転職活動では病院の経営状況や将来性、他の医師の評判など多角的な視点での情報収集が重要です。
知人医師からは良い情報しか聞かなかったものの、実際に入職してみると経営状況が悪く、「給与カットや人員削減が行われるなど厳しい状況に置かれてしまった・・・」
こうなってからでは遅いですから、必要な情報を網羅的に収集できるアプローチを取りたいところです。
知り合い医師の主観一つで決めるのは心配が残るよね・・・
人間関係のしがらみ
知人を介した転職は、あとあと人間関係のトラブルに発展する可能性があります。
実は知人医師を頼って転職したものの徐々にウマが合わなくなり、人間関係に悩まされることになってしまったというケースは少なくありません。
基本的に多重関係(専門的な関係以外の私的な関係)になるほど人間関係のトラブルが増えやすいことが分かっています。(参考:多重関係って?? |MEDI心理カウンセリング大阪)
この場合は「知人という私的な関係」と「医師の同僚という専門的な関係」が重複してしまっている形になり、関係性がこじれやすい構造になっているのでしょう。
また他の医師から反感も無視できません。
知人の紹介で入職すると「コネ入社した奴」と見なされ、他の医師から反感を買ってしまう可能性があります。
人間関係のトラブル、陰口を叩かれたり冷遇されたりするリスクを考慮した上で慎重な判断が求められるでしょう。
人間ってやつは愚かだよな
辞めにくい
最後に知人の紹介で転職した場合、次の職場を辞めにくくなります。
これまでお伝えしてきたデメリットに疲弊して「辞めたい」と思ったとしても、紹介で入った背景から辞職を言い出しにくくなるのです。
こうなってしまうと八方塞がり。
次の職場が理想的な環境でない可能性もありますから、出口戦略も念頭において転職活動を行いたいものです。
と、これまで説明してきたように知人の紹介には少なくないデメリットが存在します。
そのため私のおすすめは断「転職エージェントの利用」です。
ここからは転職エージェントを活用するメリットについて確認していきましょう。
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントは医師の転職活動を専門的にサポートしてくれる存在です。
私が転職エージェントを実際に利用してみて感じたメリットは以下の5つです。
それぞれについて確認していきましょう。
希望に合わせて複数の求人を探してきてくれる
転職エージェントは非公開求人を含む豊富な求人情報を把握しています。
知り合いの紹介であれば、勧められるのはその医師が勤務している病院ただ一つになりますから比較検討することができません。
一方でエージェントは多くの求人情報にアクセスできるため希望条件さえ伝えておけば、それにぴったりの複数の選択肢を探してきてくれます。
ただでさえ医師は普段の臨床で大忙しですから、こうしたリサーチ作業をまとめて外注できるのは大きなメリットです。
いくつかの好条件の求人を吟味できるのはエージェントを活用する利点といえるでしょう。
選ぶ側に回って優位に進めていきたいね
条件交渉を代わりにやってくれる
転職エージェントは給与や勤務時間など待遇面での交渉を代行してくれます。
知り合いの紹介であれば、ただでさえ交渉しにくい空気感の中、自分で交渉を行わなければならなりません。
対してエージェントを利用すれば交渉するのは彼らですから、心理的な負担はかなり軽減されます。
またエージェントは交渉における相場感覚も持っていますから、過剰な要求をして病院との関係を悪化させるリスクも少ないです。
入る前に厄介なやつと思われたく無いしな
事務手続きを代行してくれる
エージェントは転職周りの事務手続きを代行してくれます。
ただでさえ多忙な医師が契約書のチェックや、面接の日程調整を行うと余計なストレスの原因になりますよね。
知り合いの紹介で転職活動を行っても、その人は単に病院側と間に立ってくれるだけです。(それ以上に親身になってくれる仲間を持っている方は相当な人徳者なのでしょう)
転職サイト経由であれば、こうした事務的な業務は全てエージェントが代行してくれるため、あなたは彼らとのやり取りに作業をまとめることができます。
書類やパソコン画面を見られて、転職活動が職場にバレるのも避けたいね!
退職時や転職した後もフォローをしてくれる
知り合いの紹介では知人の医師がそうしてくれるように、転職エージェントを利用すると心理的なフォローをしてもらえます。
先に説明したように知人の紹介におけるフォローは諸刃の剣です。
入職時こそ相談相手になってくれるかもしれませんが、その後に人間関係がこじれる危険性もはらんでいます。
転職エージェントとは良い意味で仕事以外のしがらみが一切ありませんから、(利益が生じる限りは)彼らが転職時の相談役になってくれます。
また転職後も新しい職場になじめているかを確認してくれますし、万が一職場が合わなくても次の転職時もサポーターとして機能してくれます。
転職後も言いにくいことを代わりに伝えてくれたりするしね!
知り合いの紹介と転職エージェント、どっちがいい?
結局、知り合いの紹介と転職エージェントどっちがいいのでしょうか?
繰り返しになりますが私のおすすめは断然「転職エージェントの利用」です。
転職後の人間関係というのは不安定で先が読めませんから「転職の仲介者」と「職場の同僚」は切り分けるべきだと考えています。
万が一、特定のエージェントと相性が合わなければ専任のチェンジを希望することもできます。
『餅は餅屋』と言いますから転職のあれこれはプロに任せることをおすすめします。
転職エージェントを利用する際のポイント
最後に転職エージェントを利用する際のポイントをお伝えしておきます。
それは複数のエージェントに登録することです。
いくら転職市場に精通したエージェントといえど、優れた求人を持ってこれるかどうかには運やタイミングの要素が絡んでくるからです。
「A社のエージェントだったら断られた案件を、B社が持ってくる」みたいなことがあるんだよね(笑)
各エージェントのスキルや相性も転職活動を進めてみないと分からないため、数社に登録して相見積もりを取り、最もフィーリングの合う一人に絞っていくとよいでしょう。
可能であれば2-3社に登録を行い並行して相談することをおすすめします。
知り合いの紹介で転職する注意点とおすすめの方法 まとめ
本記事では『知り合いの紹介で医師が転職して大丈夫?注意点とおすすめの転職方法』を説明しました。
医師の転職は知り合いの紹介を通じて行うことも可能ですが、注意すべきポイントが多く選択肢も限られてしまいます。
医師専門の転職エージェントであれば、あなたのキャリアプランに基づいて幅広い選択肢の中から最適な職場を提案してくれます。
「自分に合った転職先が見つかるか不安…」と感じている方は、ぜひ一度プロの転職エージェントに相談してみてください。
転職サイトに希望条件だけ登録しておくと、公にできない内部事情も含めた好条件求人をGETできるかもしれませんよ。
理想の転職を実現する第一歩を踏み出しましょう。
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以上、しーばんでした!
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