本記事で分かること
「精神科の当直って、本当に寝れるの?」
「非指定医のうちから当直に入って大丈夫なんだろうか」
転科を考えている先生からよく聞かれる質問です。
身体科の当直しか知らないと、精神科の当直は想像がつきにくいですよね。私も転科前はそうでした。
本記事では精神科単科病院に勤務する私の実際の当直を例に『呼ばれる回数・内容と頻度・非指定医の扱い・手当の相場まで、精神科医の当直のリアル』を解説します。
外科当直も精神科当直も両方経験したぼくが、リアルな違いを解説するよ!
\ 今すぐ相談するなら /
| オススメサイト | 特徴 | 評価 | 公式サイト |
マイナビドクター | 求人件数約23,000件以上(2026年8月時点) | 常勤・非常勤ともに求人数が豊富。一番おすすめ。 | |
エムスリー キャリア | 医師の満足度96%※1 登録実績11年連続No.1※2 | 常勤の求人数多数で、利用者の満足度が高い。 | |
民間医局 | 医師の4人に1人が会員登録 | 大手が運営しており、オールラウンド。 | |
ジョブメドレー エージェント 医師 | 医師専門40年以上・非公開求人1万件以上 | しーばんが転職に成功したサイト | |
医師転職 ドットコム | 医師70,000名が選んだ転職サービス | 求人数多数。こだわり条件で検索できる。 |
「※2 m3.comCAREERでの医師登録数(2023年4月時点)」
【結論】精神科の当直は、ほぼ寝当直

先に結論からお伝えします。
私の勤務先は急性期病棟もある精神科単科病院ですが当直はほとんどが寝当直です。朝までコールゼロの夜が大半で、呼ばれるとしても電話対応で完結することが多い。
もちろん病院のタイプ(急性期か慢性期か、スーパー救急か)や精神科救急システムの輪番日かどうかで忙しさは変わりますが、「身体科の当直と同じ感覚で身構える必要はない」というのが、両方を経験した率直な感想です。
以下、具体的な数字で見ていこう!
精神科医の当直回数と体制

まず当直の頻度と体制です。
・当直回数:月1~2回
・体制:1人当直
・オンコール:なし
月1~2回・1人体制というのは、精神科単科病院ではよくある水準だと思います。
身体科時代は月3~4回の当直+オンコールをこなしていた身からすると、この時点で既に別世界です。
なお、転職市場を見ると「当直なし」や「当直月1回まで」といった条件の常勤求人も精神科では珍しくありません。

当直の負担は、職場選びの段階でかなりコントロールできます。
【実録】当直中に呼ばれるのは、どんなとき?

「寝当直と言っても、実際はどれくらい呼ばれるのか」
ここが一番知りたいところだと思うので、私の実体験ベースで書きます。
・高齢患者の身体症状の悪化や、死亡確認:2〜3か月に1回程度
・不穏患者への対応:半年に1回程度
月2回当直に入って、この頻度です。つまり、ほとんどの当直は朝までコールゼロ。呼ばれる場合も、その多くは電話での指示で完結します。
呼ばれるといっても看護師さんからの電話で「○○の指示をお願いします」といった内容で、ベッドから起き上がらずに対応が完結します。
実際に病棟まで足を運ぶのは、身体症状の悪化や転倒があった場合、死亡確認など限られた場面です。
「当直=戦場」のイメージは、精神科には当てはまらないことが多いぞ
身体科の当直と比較してどうなのか?

私はマイナー外科時代、外科当直として他科の病棟患者や救急対応も担っていました。
一晩に3〜4回呼び出されるのが平均で、救急対応が入れば数時間拘束されることもザラ。当直明けはまともに頭が働きませんでした。
精神科に転科してからの当直は呼ばれる頻度も、呼ばれたときの対応の重さも、まるで違います。
当直明けの疲労感がないというのは、週単位・月単位で見ると生活の質に大きく効いてきます。
転科前後の働き方の変化の全体像は、こちらの記事にまとめています。
非指定医でも当直に入れる?緊急入院への対応はどうなる?

転科を考えている先生が最も不安に感じるのが、ここだと思います。
「精神保健指定医を持っていないのに、当直中に措置入院や医療保護入院が必要な患者さんが来たらどうするのか?」
結論、非指定医でも当直には普通に入れます。
強制入院の判定など指定医にしかできない業務への対応は、病院ごとに仕組みが用意されているからです。代表的なのは次の2方式です。
輪番から外れている日程に非指定医が当直に入る
私の勤務先はこの方式です。
そもそも措置入院の相談を受ける輪番日から外れた日程に、非指定医が当直する体制になっています。
当然ながら当直中に指定医の判断を仰ぐ必要がある状況が発生しない仕組みになっています。
指定医がオンコールでバックアップする
一般的にはこちらの方式の病院が多い印象です。
非指定医が当直に入った際に強制入院の判断が必要になった場合は、オンコールの指定医に連絡して対応してもらう形です。
こちらは指定医の到着を待ったり、入院受け入れをひと段落つかせるまでは稼働する必要があるため、数時間は眠れないことを覚悟すべきでしょう。
どちらの方式かで当直時の心構えが変わるので、転職時には「非指定医の当直はどういう体制になっていますか?」と確認することをおすすめします。
この辺りの詳細は求人票には書かれていないことが多いため、転職エージェント経由で病院に確認してもらうのが確実です。
ぼくの病院は輪番から外れる方式だから、非指定医でも安心して当直に入れているよ
精神科の当直手当の相場

当直手当は病院によって幅がありますが、常勤の医師として当直に入るなら1回2〜3万円のレンジが目安です。
月2回の当直なら月4〜6万円、年間で50〜70万円程度が給与に上乗せされる計算になります。ほぼ寝当直でこの手当と考えると、時間対効果はかなり良い部類です。
なお、外部の精神科病院で当直バイトとして入る場合の相場は1晩あたり3〜5万円ともう少し高くなります。
病院が非常勤医の社保負担をしなくて済むからね
働き方は、別記事で詳しく解説しています(非精神科医の先生でも入れます)。
「きつい当直」が存在するのも事実
ここまで「精神科の当直は楽」という話をしてきましたが、公平性を期してそうでもないケースについても書いておきます。
精神科の中でも急性期を担うスーパー救急病院や、精神科救急システムの輪番日の当直は話が別です。夜間の緊急入院や興奮状態の患者さんへの対応が入れば、寝当直どころではありません。
つまり「精神科の当直=楽」なのではなく、「当直が楽な精神科の職場を選ぶこともできる」というのが正確な表現です。
忙しい病院の方が症例が豊富に集まりやすい、ひいては指定医が取りやすいのは確かだよ
同じ精神科でも、病院のタイプによって当直の中身は大きく変わります。
気になる方はこちらの記事も覗いてみてください。
当直が少ない・寝当直の職場を選ぶには
当直の負担を抑えたいなら、職場選びの段階で以下を確認してください。
・当直の回数(月何回か、免除交渉は可能か)
・当直の実態(どれくらい呼ばれるか、救急対応があるか)
・非指定医の当直体制(輪番から外れるか、指定医オンコールか)
・当直明けの勤務(明けで帰れるか)
これらは求人票だけでは分からないことが多いので、内部事情に詳しい転職エージェントに確認してもらうのが現実的です。
「寝当直中心の病院を希望」と伝えれば、条件に合う求人を絞り込んでもらえます。
まとめ 精神科医の当直はきつい?寝れる?

本記事のポイントをまとめます。
・精神科単科病院の当直は、朝までコールゼロが大半のほぼ寝当直
・呼ばれる内容は精神症状より身体対応が中心
・非指定医でも当直に入れる。措置対応は「輪番から外れた日に入れてもらう」か「指定医オンコール」の仕組みでカバーされる
・手当の相場は1回2〜3万円
・ただしスーパー救急や輪番日の当直は別物
当直の負担は、精神科医のQOLを左右する大きな要素です。転職・転科の際は、回数だけでなく「当直の中身」まで確認して職場を選んでください。
ただし、当直の実態は求人票にはほとんど書かれていません。
回数は載っていても、寝当直なのか、非指定医の当直体制はどうなっているのか、といった中身は内部を知る人にしか分からない情報です。
この辺りは転職エージェントにしっかり確認しようね
転職サイトに希望条件だけ登録しておくと、公にできない内部事情も含めた好条件求人をGETできるかもしれませんよ。
以上、しーばんでした!
\ クリックして今すぐ相談する /
| オススメサイト | 特徴 | 評価 | 公式サイト |
マイナビドクター | 求人件数23,000件以上(2026年8月時点) | 常勤・非常勤ともに求人数が豊富。一番おすすめ。 | |
エムスリー キャリア | 医師の満足度96%※1 登録実績11年連続No.1※2 | 常勤の求人数多数で、利用者の満足度が高い。 | |
民間医局 | 医師の4人に1人が会員登録 | 大手が運営しており、オールラウンド。 | |
ジョブメドレー エージェント 医師 | 医師専門40年以上・非公開求人1万件以上 | しーばんが転職に成功したサイト | |
医師転職 ドットコム | 医師70,000名が選んだ転職サービス | 求人数多数。こだわり条件で検索できる。 |
「※2 m3.comCAREERでの医師登録数(2023年4月時点)」
「こんな記事が読みたい!」といったご要望、転職に関するご相談はお問い合わせまで。
Twitterのフォローもよろしくな
