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精神科医はきつい?QOLは?勤務時間などの働き方を精神科医が解説

QOLの高い科への転科を考えてるんだけど、精神科はどうなのかしら?

一部では「きつい」って聞くけど。実際の働き方を知りたいな

あまりのハードさに忙殺されている医師の方の中には、精神科への転職を検討されている方もいるのではないでしょうか。

しかし、転科は大きな決断。

勤務時間などのリアルな情報を得ないことには、本当に望んだライフスタイルが手に入るのか不安ですよね。

そこで、本記事では『精神科医はきつい?QOLは?勤務時間などの働き方を精神科医が解説』を説明していきます。

シバケン
シバケン

転職相談を経て大学医局を離脱。泌尿器科⇨精神科に転科したぼくが、実体験をもとに解説するよ!

Before

専門科目泌尿器科
勤務日数週5日+土日出勤
当直月8回(+オンコール)
施設形態大学医局関連病院

サービス残業で心身疲労...次第に転職を考えるように。

After

専門科目精神科
勤務日数週4.5日
当直月2回(オンコールなし)
施設形態精神科単科の市中病院

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精神科医はきつい?

どの科もきつい

各診療科における大変さは千差万別で、精神科に限った話ではありません。これに関しては、興味深い調査が行われています。

チェック

医師専用サイト「MedPeeropen_in_new(メドピア)」の調査にて、会員登録をしている医師に対し「何科が一番きついと思いますか?」と質問したところ、「どの科も同じ(23.4%)」が最も多い回答となりました。

(参考:医師に直撃 「一番きついと思う診療科目は?」 | Forbes JAPAN

なお、そのうち「精神科医」と回答した医師は全体の1%に過ぎませんでした。

この質問を受けた先生方からすれば、「各科の大変さはそれぞれで、あえて優劣をつける意味がない」と感じられたことでしょう。

一方で個別の返答を読んでみると、それはそれでうなずけるものがあります。

(60代、精神科医の回答)

「産婦人科。赤ちゃんにちょっとでも異変があったり、全く問題ないようなことでもクレーム対象になり、その対応が心身を疲れさせる。本来の業務ではないきつさは他科の比ではないと思う」

引用元:Forbes JAPAN

(40代、耳鼻咽喉科の回答)

「心臓血管外科。心臓血管外科の先生はほとんど家に帰っていません」

引用元:Forbes JAPAN

私も早朝出勤して、夜帰宅するような外科系ブラック医局に所属していました。

ただ、オペ室で傍から見ている限り、ある種の外科の先生方のハードさは自分の比でないとも感じていました。

残業や深夜呼び出しが当たり前だった転科前の経験から、少なくとも身体的な観点でいえば、精神科医は決してきつくはないと感じています。

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精神科医 1日の流れ

精神科医に転科してからの、1日のスケジュールを供覧します。

なお、私は市中の精神科病院勤務なので、大学医局の精神科などでは、大学病院特有の雑務があることを考慮してください。

時間帯スケジュール
AM9:00出勤。病院に到着後、白衣に着替えたら、カルテのチェックや診察準備をおこなう
AM9:30外来受付開始
PM12:00午前の診察終了。昼食を取りながら休憩
PM2:00病棟を回って入院患者の経過観察をおこなう
PM4:00診療時間が終わると、カルテ入力や各種書類の作成をおこなう
PM5:00白衣をクリーニングに出して退勤

もちろん、ここにカンファレンスや急変対応、外病院への措置診察が入ったりはするものの、おおむねこうした流れで一日が終わります。
(※二名以上の専門的な精神科医が、通報された人に精神障害があるかどうか、自傷他害のおそれがあるかどうかを診察すること)

残業することもほとんどないため、いわゆる9時5時。

規則正しい生活を送り、十分な睡眠時間も確保することができています。

転科前と比較すると、身体面で疲労感を覚えることはほとんど無くなりました。

恐らく、一般的な内科・外科の先生方がこのスケジュールをみたら、ゆったりな内容に驚かれるのではないでしょうか。

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精神科医特有の難しさ

このように、少なくとも身体面や労働時間という観点からは、決してきついとはいえない精神科。

しかし、もちろん精神科医特有の難しさはあり、メンタル面のしんどさを「きつい」と表現することもできるのかもしれません。

いくつか例を挙げると、以下のようなものがあります。

  • 患者の過酷な人生と向き合う必要がある
  • 血中のマーカーや画像所見などの客観的指標が少ない
  • 患者の自殺

特に転科してみて一番感じるのは、客観的指標の少なさです。

もちろん、採血で治療薬の血中濃度を測定したり、MRIを用いて認知症患者の海馬委縮を評価したりはするのですが、他科と比較すると客観的な指標は少ないと思います。

精神科医は「こころ」という目に見えない病気を扱うため、治療効果をはっきりと実感するのが難しい場合があるといえるでしょう。

精神科医の労働時間(日数)

常勤医師は週4勤務の求人が多い

続いて、精神科医の労働時間を週単位でみていきましょう。

まず、精神科の常勤医師の求人みてみると、週4日勤務(週休3日制)が多く目につきます。

私も転職活動をしていて驚いたのですが、先に挙げた一日のゆったりとしたスケジュールに加えて、休日も多いのです。

これを年間にならすと、祝日なども含めて年170日程度休みが取れることになります。

ぼくは週4.5日勤務だけど、転科前を考えたら全然ストレスフリーに過ごせてるよ!

精神科医は有休も取りやすい

さらに言えば、精神科医は有休も取りやすいです。

精神科内ではお互いの休息を尊重する雰囲気が醸成されているため、誰かが有休を取るとなると、他の医師が嫌な顔せず代理交代を引き受けてくれます。

もちろん、病院によるとは思うけどな

身体科にいたころは、夏休みや学会以外で有休を取るなんてとても言い出せなかったですから、転科前とは隔世の感があります。

このことからも、労働時間の観点だけでいえば、精神科はきつくないといえそうですね。

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精神科医の当直/オンコール

精神科医はオンコールが少ない

一般的に精神科では急変が滅多に起こらないため、オンコールで呼び出されることは非常に稀です。

身体科の先生からは想像しがたいかもしれませんが、転職サイトで条件を指定すれば、「オンコールなし」の精神科病院はたくさん出てきます。

ちなみに、私が勤務している病院でも、在勤の医師が代理で対応してくれるためオンコールがありません。

転科前は週末に電話がかかってくる度に、「ヒヤッ」としてたよ

寝当直が多い

精神科は当直で呼び出されることも少ないです。例を挙げると以下の通りです。

  • 不穏が出現した患者さんへの精神科的な対応
  • 転倒後の縫合、心肺蘇生(CPR)等の身体的な急変時対応
  • 死亡確認/お見送り

大きなイベントを列記はしてみたものの、ほとんどは電話のみで対応可能なものが占め、寝当直が多い印象です。

身体科から転科した場合は、他診療科やバイトでの経験がそのまま応用できるため、対応に困るケースは少ないと思います。

むしろ夜間は転科した先生の方が頼もしいかもな

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輪番制で緊急(措置)入院がある日もある

ただし、精神保健指定医を取得した精神科医の場合は、輪番制で緊急措置入院の対応が必要な日もあります。

医学生の際に勉強した記憶がある方も多いと思いますが、指定医は精神科において非常に重要な資格です。

チェック

精神保健指定医とは?

重度の精神障害を持つ患者さまの医療保護入院、隔離、身体拘束など一定の行動制限や、措置入院の解除判断を行う精神科医で、職務上「法律に基づいて患者さまを強制入院させる」権限を持っています。

(引用:「精神保健指定医」とは?その役割と取得方法についても解説|医師向けお役立ち情報 )

おさらいしておくと緊急措置入院は、自傷他害のおそれのある精神障害者を対象として、急速な入院の必要性があることを条件に、指定医の1名の診察で72時間以内に限って入院させることができるものです。

措置の患者さんは興奮されている方もいるため、当直帯の緊急措置への対応はやや骨の折れる業務ですが、その頻度は決して多くはありません。

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総合的に精神科医のQOLは高い

以上、精神科医の勤務時間や働き方について考察してきました。

転科してみた感想として、「精神科医のQOLは高い」と感じています。

精神科特有の難しさがあることも事実ですが、十分な休息を取りながら働くことができるため、そこまで苦になりません。

プライベートで家族との時間や、趣味の時間を大切にしたい方にとっては、間違いなく選択肢に挙がる診療科といえそうですね。

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一部、スーパー救急に特化した病院もあるから、エージェントに確認しろよ

精神科医はきつい?QOLは?勤務時間などの働き方 まとめ

本記事では『精神科医はきつい?QOLは?勤務時間などの働き方を精神科医が解説』を説明しました。

精神科医としての仕事は確かに大変な面もありますが、それ以上にやりがいと充実感が得られる職業です。

特にON/OFFはっきりとした働き方を重視しているなら、十分に検討の余地があると思います。

精神科に限らず転科を意識されている方は、転職サイトに希望条件だけ登録しておくと、公にできない内部事情も含めた好条件求人をGETできるかもしれませんよ。

この情報が、読んでくださったみなさんの役に立つことを願っています。

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以上、シバケンでした!

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